お散歩ログ

OLYMPUS PEN EP-7 と一緒に歩いたログです

OLYMPUS PEN EP-7 片手のお散歩

 休みの日に何かしないと損した気持ちになるのは何故だろうか。ただ寝ているだけでもいいではないか。今日は午前中リビングでくつろいでいたのだが何かしなければと急に思い立ちカメラを片手に散歩に出かけることにした。

 一眼レフカメラを手にして20年近くになるだろうか。ずっとCanonのカメラを使ってきたのだがいかんせん重いのである。いや決して重くはないのだが普段持ち歩くのに重いのだ。毎日通勤するカバンに忍び込ませるのには決して無視できない重さなのだ。

 そこで山を歩く時にも軽くしたいと思い購入したのが"OLYMPUS PEN EP-7"だ。キットレンズのパンケーキのズームレンズはレンズキャップ替わりにつけるのにちょうどよく、カメラをカバンに忍び込ませるのには丁度いい。35mm換算で28mmから84mmとほどよく引けてほどよく寄れるレンズはまち歩きにはいい。もちろん、もう少し引ければ、もう少し寄れれば思うこともあるのだがその不自由さも含めて気に入っている。

 そして一番気に入っているのがカラープロファイル機能だ。個人的にはカラーの2の色合い、少し色味を落とした雰囲気の写真が撮れるカラーの2を少し調整してまちで撮る写真が好きだ。山を登るときにはカラーの3でビビット気味にしている。ハイライト+3シャドウ-3で陰影を強めに出すことも多いが場合によってはシャドウを+側にもっていくことも。カメラの中でほぼ完結するため、以前やっていたRAW編集をすることは少なくなり、ほぼjpeg撮って出しになった。

 一つこのカメラの気に入らないところを挙げるとすれば、ファインダーが無いことだ。ファインダーが無いことはわかって購入しているのであるが、そうであるならば背面の液晶モニタをもう少し高精細にしてほしかった。カメラの液晶モニタで出る写真とPCで見る写真のズレが感じられ、であればもう少しシャドウを弱くした方がよかったのかもしれないと感じることがしばしばあるのだ。

 ただそれも含めてPEN EP-7の面白いとこだと受け入れることができるのがこのカメラの良いところなのかもしれない。

 写真を撮ることはコミュニケーションの一つだと思う。それは誰かに見てもらいたい、評価してもらいたいという意味でのコミュニケーションではなく、自分が好きに撮った写真を誰かに好きと言ってもらいたいという意味でのコミュニケーションである。次は明るめの単焦点レンズをと考えているが山で使いやすいズームレンズをと考えている自分もいる。

 そうしたことを考えることができるのがとてもいい時間なのかもしれない。

撮影:OLYMPUS PEN EP-7