新年の厄除けに出かける。新しい年というのには少し過ぎてしまっているが我が家の縁起物のため毎年欠かせない行事となっているのだ。今年の願い事を決めるところで神社の方の前で家人と意見の相違があった。私としては職務成就と今年の昇格試験の合格を願いたかったところだが、家人としては身体健全は譲れないらしい。身体健全と心願成就にすればと家人に言われたが、心願成就では私が何か食べたいと願ったことがかなってしまいその他のことがおざなりになってしまいそうである。結果的に家中を安寧に保つため譲歩をし身体健全と職務成就とすることにした。試験合格についてはまた違う神社で願うことにしよう。
私は神様にお願いをするとき、願いがかなうことだけを期待していない。神様には私を善き方へ導いていただき、結果的に願いがかなうことを望んでいるのだ。もし願いかなわず何か違うことが起きてしまったとしてもそれは神のお導きであるのだ。私が出来ることは正しく努力することだけである。つまり去年昇格試験に落ち、今年再び受験することには何らかの意味があると考えたい。
雨が上がり家族とともにアウトレットへ向かった。私は特に何か買いたいものがあったわけでもなかったため一通り眺めた後車に戻る。欲しいものがあまりないというのも困りものだ。高い物でも欲しいものがあれば買いたいのだが、今欲しいものは、マイクロフォーサーズの単焦点レンズか山に持ち出しやすいズームレンズくらいである。家族二人は何かよいものがあったらしくほくほく顔で帰ってきた。
雨上がりの高速を走り帰路へ。冬至を過ぎたとはいえ日が暮れるのはまだ早い時間だ。料理をするのも面倒なため帰宅途中の和風ファミレスで済ませる。そんな冬の土曜日であった。
