お散歩ログ

OLYMPUS PEN EP-7 と一緒に歩いたログです

懇親会続きの日々

 年度末だからだろうか、妙に懇親会が続くのである。出張後現地での懇親会。翌日は八重洲で同業他社の方々と懇親会。コロナ禍ですっかり忘れていたような懇親会続きの日々なのである。

 その手の懇親会ではとにかく自社の人間を避けるようにしている。それは私が人見知りで自社で固まるとそこにいついてしまうからというのが大きな理由だ。無理をしても他社の人と話すことであらたな知見を得たいという想いもあるのだが、ただひたすら居心地のいいところに居たくないというのもあるのだ。

わたしの癖

 これは多分わたしの癖なのだろうと思うのだけれど、何をとっても右上を空けた写真になっているのだ。たまたまなのかもしれないが何も考えずに撮ると右空きの写真になり、左側に何か意味があるような写真になっている。

 進行方向が右側にあるという意識があるのだろう。ただ自分自身無意識のためそこに見出すべき何かがあるとは限らない。

 たまたま横浜を歩いている時に撮った2枚。その2枚とも右側が意味ありげに空いている。ただそれだけの写真だ。

横浜散歩

 今日は業務で気がかりなことがあったため会社に向かっていた。その途中グループウェアで経緯をスタッフに訪ねているとどうやら解決できそうな雰囲気である。それならばと横浜で途中下車をし横浜散歩となったのであった。

 横浜散歩と題打った割には不穏当な画像がトップだ。

 横浜駅を東口方面に出てニッサンギャラリーやアンパンマンミュージアム、新しくできたKアリーナを横目に眺めながら歩くと赤レンガ倉庫にたどりつく。その赤レンガ倉庫の手前にあるのが海上保安庁資料館の横浜館である。この資料館は2001年だから今から23年前に発生した北朝鮮工作船事件を広報するために建てられた資料館になっている。それゆえか館内の展示や案内人のコメントも振り切ったものになっており、海保の本案件に関する並々ならぬ意識の高さを感じることができた。写真撮影に関する問いかけにもすべてOKでむしろSNSで広報して欲しいと言わんばかりであった。

 その後赤レンガ倉庫を過ぎて山下公園に入るとピカチュウを取り囲む一団が。特に興味もなかったため通り過ぎようとしたところ派手な銅鑼の音とともにレックウザ長崎くんちの龍踊りと言わんばかりに入ってくるではないか。これが春節の横浜ならではの景色なのであろう。おそらく取り囲んでいたのも中華系の方が多かったのではないだろうか。

 ひとしきり歩き空腹となったため元町の商店街を過ぎ石川町駅近くの一品閣刀削麺館に立ち寄る。中華街からは少し離れたところにあるが中華街っぽくない中華料理を食べたいときに時折たちよるお店だ。麻婆豆腐やホルモン炒めを頼んだ後、〆に魯肉飯を頼む。これが本当に台湾の味かどうかはわからない。私の祖母は台湾生まれだったが私にはわからないのである。それでもここで食べる中華料理が私は好きなのだ。

 ひょんなことからの横浜散歩になったが今日もそれなりにいい一日であった。

曇り空の中の三浦半島山歩き

 昨日は晴れの予報だった今日。今朝の予報でも午前中は晴れ間がのぞくはずだった。"天気予報はいつも嘘つき"とはCymbalsのMy Brave Faceの一節だがまさにその言葉通りの今日の曇天模様だ。

 山を歩くのならなるべく晴れた日の方が好きなのだが歩くだけなら曇りでもかまわない。ただやはり前向きに歩くことができるのは晴れた日なのは間違いないだろう。特に私のように一人で山を歩く者にとっては、景色も悪く寒い中なんでこんなところを歩いているのだろうという気になるものである。

 今日のルートは細かく急なアップダウンが続き平たんな道がほとんどないルートだ。恨むのならそんなルートを選択した自分を恨むしかない。誰に頼まれて歩いているのではなく自分が好きで歩いているのだから。

 それ故に逗子から歩き出し乳頭山から横須賀の基地群が見えた時はやっと下りられると安堵した気持ちになった。自分で選んで歩いているはずなのに。本当はもう少し先まで歩く予定だったのだが、田浦の梅林を見ると自分なりに理由を付けて山を下りることにした。これも私の選択なのである。

 一人で歩くと勝手気ままに歩くことができるので気が楽だ。冷えた体に冷たいビールを流し込みながら、そう考えていた。

河津桜を愛でる

 今日は会社のグループウェアに奇跡的に何も予定が入っていなかったため急遽有給を取得、土日は混雑していてとてもではないけれど近寄れなさそうな場所に出かけることにした。

 そこで向かった先は、朝起きた時の直感を信じ伊豆半島の南河津町。今が見ごろを迎えている河津桜を愛でるドライブである。

 西湘バイパスから海沿いの国道をひたすら南下。自宅から約2時間と少しで河津町に到着。海水浴場近くの駐車場に車を停め河津川にかかる橋に近づき河岸を見た瞬間目に飛び込んできた一面の桜色。本当に感動し何故か涙が流れてきた。空と川の青さと河津桜の色のコントラスト。この世のモノとは思えない文字通り桃源郷のような景色だった。

 その後川沿いの道を河津桜を撮りながら歩いて行く。観光客の多さに現実に引き戻されたものの、わたしもその現実の中の一人である。結果屋台の味を楽しみ、俗世にまみれた存在となったのであった。

何事もなく過ごす一日

 今日は何事もなくふわっと過ごす一日だった。何もなかったわけでもないけれど何か私の気持ちを揺らがせることがおきたわけでもない何事もない一日。

 たまにはそういう日々が続くのも良いのではなかろうか。